Wednesday, February 01, 2006

・ラブロックのガイア理論は、簡単に言えば、惑星ソラリス、すなわち地球を一個の生命体であると見做すことである。非常に魅力的な説だが、利己的遺伝子で有名なドーキンスに否定された。いわく。生命体とは、自己複製するものである。この考えはライアル・ワトソンも支持するであろう。しかし、地球が一個の生命体であるというのは、魅惑的な考えだ。例えば、群体と考えるのはどうであろう。

・利己的遺伝子には、2つの考えかたがある。ひとつは、利根川・立花の対談集で分かるように、なんらの役割も持たず、存在する遺伝子。ドーキンスは遺伝子というのはもっとも利己的な存在だと言う。そこに共通点はない。

・ガイア理論を肯定すると仮定して、人間、特に産業革命後の人類は、ガイア:地球にとって、最もたちの悪いウィルスかもしれない。特に20-21世紀のアメリカは、その際たるものであるまいか。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home