Monday, February 06, 2006

・すばらしいCDを1枚紹介したい。シュッツの「ドイツレクイエム、十字架上の7つの言葉など」代表的な名曲を、アルスフェルト声楽アンサンブルが淡々としみじみ歌い上げた名盤だ。しかも、レーベルがナクソスなので、たったの900円。これからクラックを聞く人も、クラシックマニアを自負する人にも聞いてもらいたい。

・ハインリッヒ・シュッツは、J・S・バッハからほぼ百年前、丁度ドイツ30年戦争のころの作曲家で、その宗教曲は気品に満ち、清清しく、対位法的にも、通奏低音の使い方から見ても、バッハに劣らない偉大な作曲家である。ミュンヘンのガスタイクホールの杮落としもブルックナーの交響曲とともに、シュッツの曲が演奏されたとも聞く。一度でいいから、彼の曲をじっくり聴いてもらいたい。ドイツの教会音楽の真髄が分かってもらえることと思う。

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